今回紹介するのは「ヘレディタリー/継承」。
あなたは観る作品を決める時の決め手ってありますか?
私はこの「監督」の作品なら絶対に観るという人が何人かいて、そのひとりが「アリ・アスター」です。
自分の好みの監督を見つけることは映画人生をより豊かにします。いい作品だったなと思ったら、監督の名前を覚えておくことをお勧めします。
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グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。娘のアニーは夫・スティーブン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。自分たちがエレンから忌まわしい“何か”を受け継いでいたことに気づかぬまま…。やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発。不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする…。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した“何か”を感じているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。まるで狂ったかのように…。そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。“受け継いだら死ぬ” 祖母が家族に遺したものは一体何なのか?
これみてポイント
アリ・アスター監督の長編映画デビュー作
驚くべきことに、本作はアリ・アスター監督の長編監督デビュー作。
それでいて、ヘレディタリーは「21世紀最高のホラー」、「エクソシスト以来の衝撃」と圧倒的に評価されています。
長編作品は本作と「ミッドサマー」、そして2024年2月16日に日本公開が決定した「ボーはおそれている」の3作です。
1986年生まれの監督は監督としてはまだまだ若手。これからもドンドン作品を作って私達を楽しませてくれるでしょう。
予測不可能。この物語はどこへ進んでいくのか?
初見でこの作品に潜んでいる伏線を全て理解するのは難しいと思いますが、本作を観る前にネタバレや考察を観るのはもったいないです。
予告編も含めて、何も情報も入れずにただただ物語の流れに身をゆだねてください。
だけど、ひとつだけ言いたい。なんでこのカット、最後に電柱のところで止まるの?
地獄の食卓シーン
映画において、食卓シーンは注目すべきポイントのひとつです。
食卓にはそこにいる人たちの関係性がよく表れます。幸せな家族の食卓、初めて家に来たゲストを迎える食卓、大きな仕事を成し遂げた後の食卓など、一緒に食事をするのは仲間の象徴ですよね。日本語でも同じ釜の飯を食べた仲間という表現もあります。
ヘレディタリーではどうでしょうか?
ご想像の通り、最悪の食卓シーンが待っています。
家族であるからこそ一緒の食卓を囲むのは当然です。だからこそ逃れられない地獄のような時間がそこにあります。
作品概要
ヘレディタリー/継承
Hereditary
監督 アリ・アスター
脚本 アリ・アスター
製作 ケヴィン・フレイクス
ラース・クヌードセン(英語版)
バディ・パトリック
製作総指揮 ライアン・クレストン
ジョナサン・ガードナー
トニ・コレット
ガブリエル・バーン
出演者 トニ・コレット
アレックス・ウルフ
ミリー・シャピロ
アン・ダウド
ガブリエル・バーン
音楽 コリン・ステットソン
撮影 パヴェウ・ポゴジェルスキ
編集 ジェニファー・レイム
ルシアン・ジョンストン
製作会社 A24
パームスター・メディア
フィンチ・エンターテインメント
ウィンディ・ヒル・ピクチャーズ
配給 A24
ファントム・フィルム
公開 アメリカ合衆国 2018年6月8日
日本 2018年11月30日
上映時間 127分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $10,000,000
興行収入 アメリカ合衆国、カナダ $44,069,456
世界 $81,263,489
日本 1.3億円
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